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UNOOSA国連宇宙局 The 27th Workshop on Space Technology for Socio-Economic Benefits

UNOOSA国連宇宙局 The 27th Workshop on Space Technology for Socio-Economic Benefitsにプレゼンテーターとして参加してきました。

この会議は、日々進化する宇宙技術を用いてどのようにこの地球に経済的恩恵をもたらすかを考察する、一年に一度の国際会議です。毎年世界から国連職員や科学者、宇宙技術者や研究者など様々な観点から、2015年より国連で提唱されているSDGsを中心に今年はワシントンD.C.で,数々の発表が行われました。

今回、私辻早紀が発表したSmile Donationも、今後膨大に打ち上がる人工衛星を利用した活動という切り口で、SDGsの1番2番(最終的には全て)のためのものです。

人工衛星を用いた地球への還元の考え方の多くは、気候変動や防災を中心に行われているのが一般的です。そんなロッキードマーチンやエアバスなどの世界でも超一流の企業の代表として参加しているプレゼンテーターに囲まれながら、得体の知れない日本人(しかもミュージシャン)がそこにポツンと名を連ねているわけです。

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もちろん言うまでもなく、えげつない緊張を強いられながら、Smile Donationの中身には揺るぎない確固たる自信を持っていますが、持っているが故なのか、とにかくそこは紛れもない国連こと国際連合なのです。

発表時間は16時40分。朝っぱらから脳内には決壊したダムのようにアドレナリンが充満する中、さらにアドレナリンを抽出させる事件が起こります。

なんと、なんと、午前の休憩(コーヒーブレイク)中に、ポスターセッションにて参加していたダニエル(163カ国、11万人のメンバーで連なるNGO「Team 54 project」の代表)と協力関係を築くことがあっという間に決まってしまったのです。

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NY在住でナイジェリア出身の彼はこの「Team 54 project」の代表で、気候変動を主として活動をしている博士でもあります。(喋らせたらめっちゃ長くて熱い!)彼の説明を聞いていて、なんか組めそうだなと思って、軽〜く説明をしたところ、途端に彼は「これはすごい!」、是非うちとも協力してくれ!という猛烈な勢いでPRを受け、こっちはプレゼンを控えてアドレナリンに苛まれているところを、さらにアドレナリン増量をしてきたのでした。

まさしく嬉しい悲鳴とはこのことですが、自分の発表時間を待つまでの間、考えることが二倍三倍に膨らんでいきます。

このワシントンでの滞在が1週間ばかりある中、彼とどこまで話を進められるかなど、もう頭はぐるぐるです。しかしやる時はやる男、威風堂々、得意の太々しさで無事に本番を終えることが出来ました。

評価も上々。

次は2020年6月、COPOUS(国連宇宙空間平和利用委員会)よりグレードの高い会議に参加します。

アドレナリンは、まだしばらく続きそうです。

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